司書講習への道

市の図書館に臨時職員として勤めて8年目の2015年夏。亜細亜大学の司書講習で図書館司書の資格を取ることにチャレンジしました。その経過を書いています。受講中の記事は2015年の7月から9月までです。古い日記が下になっています。

司書の採用試験を受けた後の対応(と面接対策おまけ)について

いったんおしまいにしたはずでしたが、ひとつだけ追加で書きます。

 

実は採用試験を受けた後の対応をあまり考えていなかったため、今回決断するまでに

かなり精神的に消耗したので、それについて書きたいと思います。

 

本気で司書の採用を目指す場合、幾つかの自治体や図書館を同時に受けることが多いか

と思います。

その際、いくら初めてで受かるかどうかわからなくても、試験の日程やそれぞれの結果

がいつ出るのかなどをきちんと把握し、自分の動向をある程度考えておくことをおすす

めします。

 

第一希望とは違うところから先に内定が出た場合、そのあとの本命の自治体を受けるの

か、辞退するのか、それともいったん受けておいて後から本命から内定が出たら断るの

か、といったことです。

 

今回私は、まさかこんな早期にどこかに受かるとは思っていなかったため、こういうこ

とを全く考えずに臨んだ結果、まさにこの事態に陥り、決断するまでの間、精神的にか

なりきつかったからです。

 

嘱託に応募するのが初めてなうえ、前回も補欠だったのでそう簡単には採用通知を断る

決断も出来ず、最初に採用通知をくれた今のところには期限までには「行きます」とお

返事しました。そしてその後本命の面接を一応受けましたが、結果はどうあれ今のとこ

ろに行く気ではいました。それでももし合格していたらどう気持ちが動くかわからず、

ている間がかなりきつかったです。

 

結果的には本命の自治体は補欠だったため、今のところに問題なく落ち着きましたが、

性格的に「行きます」と返事しておいて後から断るというのは「相手に悪い」と思って

できないタイプです。でもそれをやるのかやらないのか、などを人に相談したりしつつ

考えました。

そうしている間が精神的に一番きつかったです。

 

「行きます」とお返事した人が後から断ってくる、というのは世間ではままあることみ

たいなのですが、図書館界ではどうなのか、よくわかりません。

正直印象は悪いと思うので、あまりやらない方がいいかな、と思います。

図書館界は狭いので。それに後からまた受けようと思ったときに気まずいと思います。

こういったこともよく考えておいた方がいいです。

 

ここに行くと決めて、「行きます」とお返事した途端に気持ちが軽くなったので、決断

は早い方がいいと思います。

 

あと、臨時職員やバイトから嘱託を受けるのであれば、どこの市に入るかよりも、どこ

でもいいからまずは入って、一刻も早く実務経験を積むほうが先だと思います。

そうすればまた本命を受けなおすことも出来ますし、経験あるぶん、前よりも有利にな

っているはずです。

 

せっかく出た内定を蹴って浪人というのだけは、時間がもったいないのでやめた方がい

いと思います。

私も第一希望ではなかったけれど、今のところに入っていろいろ経験を積ませてもらっ

ていて、ここに決めてよかったと思っています。大体どこの図書館も基本的にやること

は同じですからね。

 

あと余談ですが、図書館には公共図書館大学図書館学校図書館専門図書館と館種

が色々ありますが、志望は絞るか、なぜその館種を志望したのかの理由ははっきりさせ

ておいた方がいいと思います。

 

私は最初から公共図書館を志望しており、経験も長かったので面接で特につっこまれは

しませんでしたが、以前大学図書館で勤務していて公共図書館を受けに来ていた人は、

集団面接の時につっこまれていました。「大学図書館とは仕事がだいぶ違うと思います

が、大丈夫ですか?なぜ公共図書館を志望したのですか?」みたいなことです。

よってこのあたりはしっかり考えて対策しておくことをお勧めします。

 

求人を眺めている時、あまりに公共図書館の求人がなく、大学図書館も受けてみようか

な~と思った時もありましたが、やはり私がやりたいのは公共図書館なのと、週6など

という勤務条件がどうしても飲めずに応募をやめたりしていました。

 

結果的には良かったと思います。

 

対策としても、私は公共図書館ばかり見学に行っていたので、あまりアピールポイント

にもならなかったでしょうし。。。

館種によって対策ポイントも微妙に違ってくると思うので、そこらへんははっきりさせ

ておいたほうがいいかなと思います。

 

私が嘱託に受かったと周りの人にご報告していた時によく言われたのが、「努力は報わ

れるんだな~と思った。」とか「努力が報われましたね。」とかいうことです。

私なりの努力を見ていてくれた人が沢山いるんだな、と思うと嬉しかったです。

 

具体的に何をしていたかというと。。。

 

図書館関係の本も借りて読んだりはしていましたが、あまり頭に入らないので、私はよ

くいろんな図書館を見学に行っていました。

そして気づいたことをメモしたり、今の館に活かせそうなことは改善点として提案した

りしていました。

 

あとは読み聞かせをやりたかったので、絵本を借りて読むようにしたり、児童担当の嘱

託さんに手遊びを習って、一足先に就職した他市の嘱託さんに教えたりしていました。

行動する方が性に合っているのでそうしていた訳ですが、それなりに評価してもらえた

のかなと思います。

 

あとは新聞を読むことです。

時事問題は、一次試験でよく出るのと面接で聞かれたりもするので、わりと必須だと思

います。

どういう方法かよりも、やりたいことに向かってそれぞれのやり方で努力してきた、

ということが重要なのかな、と思います。

 

あなたなりの努力が実りますように。。。 

 

お役に立てば幸いです。

 

ではでは。