2017年度東京都某市立図書館嘱託員1次試験(筆記)
お久しぶりです。またまた4月採用試験の時期がやって参りました。
昨年自分の勤務する自治体一か所しか受けずに惨敗したので、今年は複数の自治体を受けていこうと思っております。
そして自分の覚書も兼ねて、記憶を頼りに選考過程や試験問題をアップしていこうと思います。
ということで早速行きたいと思います。
東京都某市立図書館嘱託員1次試験
募集人数は若干名。書類選考はなし。いきなり1次が筆記試験です。
司書または司書補資格要。応募時に資格証のコピー提出を求められます。
会場に着くとざっと70人くらいは受けに来てました。別の会場もあるので100人はいるかと予想。服装はスーツとそれに準じたきれいめの私服、が半々くらいでした。私は一応スーツで行きました。
・筆記試験(30分)
休憩(25分)
・論文(80分)
筆記試験
初めての筆記試験受験のためどんなのが出るのかどきどきしておりました。クレペリン検査とか出たらどうしようと思っていましたが、A4裏表印刷の紙が1枚ぺらっと配られちょっと拍子抜け。
始まる前に問題を眺められます。
一般常識と専門知識も少し問うような感じかなと。
やはり難しいのは後回しにしてできるところからやるのが鉄則でしょう、ということで、苦手な算数の問題も1問発見したのでこれは後回しにすると決めます。
号令と共に始めます。
受験番号と名前を書き忘れる人が多いとのこと。
これは一番最初に書きます。
問題は順不同、うろ覚えなので大体こんなものと思ってください。。
筆記試験問題(30分)
問1 漢字のよみを書きなさい。(文脈の中で出題されました)
・批准
・漸次
問2 次の漢字を書きなさい。(同じく文脈の中で出題)
・かて
・じんそく
問3 次の作品を年代の古い順に並べなさい。
問4 次の作品のタイトルを答えなさい。
・2016年石原慎太郎が書いた、元首相の自伝的小説。
(もっと説明長かったです)
問5 次の作家の読みを書きなさい。
・帚木蓬生
問6 次の分野のNDC分類番号の上2ケタを書きなさい。
・心理学
・体育・スポーツ
問 7 2016年に理化学研究所が発見した113番元素の命名権を初めて日本が獲得しました。この元素名をカタカナで答えなさい。
問 8 2016年にノーベル( )賞を受賞したのはアメリカのロック歌手ボブ・ディランさんだった。( )に入る言葉は何か。
問 9 2016年4月1日に施行された障害者(①)(②)法とは、障害を理由とする(①)の(②)を推進し、もってすべての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会の実現に資することを目的とする法律である。
( )に入る言葉をそれぞれ書きなさい。(2017年2月3日追記)
問 10 図書館の職員に110冊のノート、96本の鉛筆、68個の消しゴムを同じ数だけ配ろうとしたら、ノートが22冊、鉛筆が12本余り、消しゴムが9個足りなくなりました。図書館の職員は何人いるでしょう。(数字、品名ともにうろ覚え)
問 11 次の作品の作者を選択肢から選んで答えなさい。
・「ちいさいモモちゃん」
・「大どろぼうホッツェンプロッツ」
・「だるまさんが」
選択肢:松谷みよ子、プロイスラー、のぶみ、かがくいひろし、プリョイセン、ヨシタケシンスケ、かこさとし、、
問12 次の某市ゆかりの作家名を選択肢から選んで答えなさい。
・1899年、東京に生まれ、日本美術学校を卒業後、落語作家となるが、その後設定を軍隊にして描いた漫画「のらくろ」が大ヒットする。戦後は笑いの研究にとりかかり、文化人的な存在へと変わっていった。その他の代表作は「蛸の八ちゃん」「凸凹黒兵衛」など。
・他一問
問13「もう少し音量を抑えて話していただけますか?」を英語で言うとどうなるか、次の( )内に単語を選択肢から選んで入れよ。
Can you ( )( )( )( ) volume down?(うろ覚えです)
①please ②voice ③keep ④your
問14 夏目漱石の三部作は「三四郎」「それから」とあと一つは何か答えよ。三部作は後期ではない方である。
問15 インドの数学者ランガナタンは提唱した「図書館学の五原則」の中で「図書館は成長する( )である」と言った。( )に入る言葉を答えよ。
全部で16問くらいあったと思うのですが、あとは思い出せず。。。
思い出したらまた追記したいと思います。
休憩を挟んで論文。
論文はメモ用紙も配られそちらは持ち帰れました。
論文(80分)
「他自治体の図書館と比べて某市立図書館(ここのことです)が優れていると思うところを理由とともに2つ挙げ、そのうちの1つについて、それらをさらに向上させるためにあなたができることを具体的に述べてください。1000字~1500字以内で書くこと。」
原稿用紙とメモが一体になったものが配られます。
メモは自由に使い、持ち帰り可。
全く予想していなかった問題だったため多少焦りましたが、事前に仕入れていた乏しい知識を総動員してなんとか仕上げました。
休み時間に眺めていた掲示板が大変役に立ちました。
全体の感想
初めて図書館嘱託員の筆記試験というものを受けたわけですが、この自治体の図書館やゆかりの作家についての知識をそれなりに問われたので、こういったことは事前に調べておくべきだなと感じました。
あと一般常識は新聞程度の知識は押さえておくべきですね。
新聞で読んだ記憶はあるけど肝心の用語が思い出せない~!!となったものが多かったので用語や数字まできちんと覚えるべきだと感じました。
作品の作者名や読みなど、図書館ならではの専門知識については普段からの配架業務で覚えていたので割と楽でした。NDCの番号は一生懸命棚の位置を思い出して回答(笑)
いつも配架しながら無駄に作者名の読みなどの知識が増えていくなあ~と思っていましたが、こんなところできかれたので無駄ではなかったですね。良かったです(笑)これからは作品と作者名も積極的に紐づけて覚えていきたいと思います。
思ったより専門知識も聞かれたので、専門試験問題集も買ってやってみようかと思いました。まあ、専門知識のほうが面白そうっていう動機がほとんどですが(笑)
今回は初めてのこともあり、大体の問題の傾向を知ることに重点を置いていたのであまり緊張はしませんでした。
小論文も事前に「小論文の書き方」的な本を一冊ざっと読んだくらいで
対策らしいことは何もせず。
ただし、ここで学んだ時間配分の知識が本番でとても役に立ちました。
自分の自治体では「臨時職員経験が長い人は敬遠される、なぜなら社会でもまれた経験が少ないからだ」と某管理職が言っていた旨を伝え聞いていたので、臨時職員期間が長い自分はその分を足で稼ぐしかないと思っております。
他の自治体でどうかは分かりませんが、これを聞いて逆に腰が据わったというか「そんな簡単に受かるはずないんだ」という気持ちに切り替わったので、そんなに焦らずもうちょっと長い目でやっていくつもりです。
現在は月給で雇ってくれるところを中心に受けていますが、もし4月採用でどこにも決まらなかったら時給でももっと仕事の幅を広げられるところに随時応募していこうと思っています。
先ほどの言葉を聞いた以上、これ以上同じ自治体に臨時職員として居続けるのはマイナスでしかないような気がしたので。
時給のバイトでももっといろいろ任せてくれるところ(民間とか)に行った方がよさそうだなと感じております。
しかしパソコン講習を経て初めて他の自治体を受ける、というなかなか越えられなかった壁を越えたので今はちょっとすがすがしい気分です。
さあ、やってやるぞお~!!と珍しく就活やる気に満ちております(笑)
では、これからまた他の応募書類作成があるので、頑張ります。
それではまた経過報告します!