2017年度東京都某市立図書館嘱託員1次、2次試験(作文、面接)
こちらは自分が勤めている市の、嘱託員試験の記録です。
昨年は次点に終わったので、今年また再チャレンジです。
一次試験は、昨年と同じ作文です。
課題は「あなたが考える図書館と司書の役割について」(1200字程度)
書式自由。
作文は申し込み時に持参、もしくは郵送なのですが、実はその場で書く方が楽だったり
します。締め切りまで時間があると、なかなか終わらないプレッシャーの中、ぎりぎり
まで推敲してしまって、精神的にも体力的にもやられるからです。
その場で書く作文は今年初めてやりましたが、書き方のコツさえ掴めば、時間内になん
とかするしかないのでなんとかなります。
「何々について」「他市との比較で」「自分の意見を二つ」とかいう条件をクリアしつ
つ、「800字以上1200字以内」などの指定の文字数を埋めるため、自然と書くことが絞
られるからです。指定されたキーワードに対する自分の持っている情報もかなり限られ
ますし。とにかく持っている情報で書くしかないので。
そして終われば無罪放免。すっきり。やる前はびびっていたけど、終わってみるとその
場で書くほうがなんぼかましや、という気分になりました。
とはいえ、今年もまたチャレンジすると決めたので、腹をくくって数日間作文と格闘し
ました。
締め切りぎりぎりに持ち込んで提出。
今年も無事一次を通過したので、二次の面接の記録を書きたいと思います。
面接官は7人。個人面接です。
前に2人、後ろに5人並ぶという変わったスタイルでした。
最初に雇用条件を説明されてから質問開始です。
「志望動機を教えてください」
「困った利用者にどう対応しますか」
「入ってからやりたいことは?」
ここらへんは鉄板の質問と言えそうです。
この一年は、カウンターでクレームを受けても、嘱託さん・職員さんには極力替わって
もらわず、全部自分で対応するようにしてきたので、昨年よりは自信を持って答えられ
ました。
「入ってからやりたいこと」についても、昨年も聞かれて満足に答えられなかったの
で、この一年ずっと考えてきた結果、今やりたいと思っていることを答えました。
次に「入ってからやりたいこと」で答えた内容について、少しつっこんだ質問。
面接官が聞きたかったことへの答えは出せず、無念。
「自己PRをしてください」
「○○図書館(現在の勤務館)について教えてください」
「蔵書数は?」
「年間利用者数は?」
「重いものを運んだり、高いところから重いものをとったりする、体力的にきつい仕事
だが大丈夫か?腰痛など身体的な問題はないか?」
私が「他の図書館を見に行って気付いた改善点を提案することができます」と自己PR
したため、
「どんなところを改善したらいいと思うか」
「それはこの市の図書館でできると思うか」
などとつっこんで聞かれました。
「4月にこども読書週間があるのはなぜだと思いますか?」
今年はPRすることが多かったため、昨年より質問数は減った感じですが、そのぶん
話したことに対して、深く内容をつっこんで聞かれました。
終わってみて、私は『市としての視点』が欠けているのかな、と感じた次第です。
市としてやれると思うか、市としてどう対応したらよいと思うか、ということがよく
聞かれました。そして満足いく答えは出せず。。。
しかし万年同じ給料の嘱託員の身分で、そこまで考えなくてはいけないのか・・?
という気分も。
しかし、言い出したからには、そこまで考えているのかどうか?をみるのは、ある意味
当然かもしれません。
考え出すともやもやするので、それは置いとくことにします。
事前に「市の面積」を聞かれたという情報をゲットしていたので、一生懸命面積を覚え
ていきましたが、全く聞かれず、完全に準備不足の「年間利用者数」を聞かれるという
失態。。。
こういうことはままあります。
昨年「今日の新聞記事で気になった記事とその感想」を聞かれたという情報をゲットし
たので、一生懸命、当日の新聞を読んで意見を考えていきましたが、昨年も今年も全く
聞かれず。。
でもまあこの質問があるという情報をゲットしたおかげで新聞を取り出し、日々せっせ
と目を通すようになったので、すこしは自分の糧になっているであろうと信じます。
筆記試験の役にも立っているだろうし。。
それでは今回はこのへんで。。。