司書講習への道

市の図書館に臨時職員として勤めて8年目の2015年夏。亜細亜大学の司書講習で図書館司書の資格を取ることにチャレンジしました。その経過を書いています。受講中の記事は2015年の7月から9月までです。古い日記が下になっています。

8月1日~8月7日まで

8月1日(土)図書館概論1日目

今日から図書館概論。睡眠はたっぷり7時間で登校。しかし通学に1時間半以上かかるのはやはりしんどい。途中駅でつい、ああこの駅に住んでいたらなあ、と思ってしまう。まあその分緊張感を持って生活できているので、いい面もあるが。

今日の先生は最初にスライドショーで自己紹介とガイダンスをしてくださった。

評価の配点は、出席点30点、レポート(グループディスカッションの課題)30点、試験40点(持ち込み不可、基本的な事項の確認程度のレベル)とのこと。

出席点とレポートについては、3日間出れば入ると思ってください、とのこと。

少し気分が楽になるも、その後の話し合いで自分のグループの書記に任命される。

書記の書き方でそのグループの点数が決まるとのことなので責任重大。書き方によっては減点されることもある、とのこと。たいへんだ~(><)

リーダーにはグループ唯一の男性が任命された。

グループで話し合ったテーマは3つ。「いい図書館、悪い図書館」「本が何冊あれば図書館か?」「身近にあるパレートの法則

だんだん話せる人も増えてきて、楽しくなってきた。

ひとまず今週は終了。

来週からはいよいよ月曜から土曜まで9時18時という、怒涛の6連ちゃんの日々が始まる。

とにかく健康で元気に通いきる!と自分に言い聞かせる。

よく寝ると授業の頭への入り方もいいような気がするので、やはり睡眠は大事。

というわけで今日も早く寝る。

8月3日(月) 図書館概論2日目

今日は情報システムと社会、情報政策、情報の制度などについて習う。

パソコンやインターネットの成り立ちなど、難しいカタカナ用語がいっぱい。

先生の言われた単語にマーカーを引きながら授業は進む。

ディスカッションのテーマは「身近にある情報格差の例」「とある論争がある資料について公共図書館で入れるかどうか、またその条件」

この先生は、1時間に1回程度こまめに休憩を入れてくださるのでやりやすい。

ジョーク交じりのテンポ良い説明もわかりやすく、面白い。よく映画の資料を見せてくださるのもメリハリがついて楽しい。

笑いながら思わず引き込まれて聴いてしまって、全然眠くならなかった。

いよいよ明日はテストだ~ということで、先生が形式を教えてくれる。 

修正○×問題が出るとのこと。

では用語をきっちり覚えなければいけないのではないか?と考え、一応試験勉強。

久々に声に出してぶつぶつ言いながら復習、受験勉強以来かも。

12時就寝。

8月4日(火)図書館概論3日目

睡眠4時間半で登校。今日は早く寝る、と誓う朝。

ディスカッションのテーマは「公共図書館において悪臭等で周りの利用者の迷惑になっている利用者に対してどうするか?」「自館で適切に保存できないと予想される貴重書についてどうすべきだと考えますか?」

今日は検閲と規制、図書館の制度と機能について習う。

全部終わったあと、1時間の自習時間のあと、テスト。

修正○×は予想通り、用語説明の文章について丸かばつをつけ、間違っている場合正しい答えを書く、というもの。

論述はテーマを2つ選択し、意見と根拠を述べるもの。ディスカッションでやったものも出るのでそこから選ぶと良い、とのこと。意見の内容ではなく、論理的に述べられているかどうかで採点とのこと。

相変わらず論述は苦手。これでよいのかわからない、と思いつつ提出。

とりあえず2科目目も終わった。朝の誓い通り早く寝るぞ。

明日もうまくいきますように。

 8月5日(水)図書館制度・経営論1日目

今日から3科目目に突入。テストがふたつ終わったのでちょっと気が楽に。

最初に先生が自己紹介をしてくださる。大学勤務41年、大学図書館勤務35年という大ベテランの先生。専門は経営学とレファレンスサービス。

そして亜細亜大の司書講習を立ち上げた方でもあった。ありがたや。

最初に、欧米では大学院卒でないと司書にはなれない、司書は皆サブジェクト・ライブラリアンであると話される。それぞれに専門分野を持ち、学会で論文を発表し、というのが司書なのだそうだ。これが世界の常識です、覚えておいてくださいとのこと。知らなかった、かっこいい~。

今日は「今日の社会的背景と経営」「図書館経営の基本思考」について経営の基礎から学ぶ。今日の情報化社会において、図書館は図書の館ではなく、情報センターへ変身しなければならないとのこと。今までの授業でもこのことは習ってきたけれど、何か習うたびに、今まで業務にあたって、これはどうなんだろう?と疑問に思っていたことにすとんすとんと答えが出る感じがする。例えばこれだったら、前に尋ねられた「図書館で行きたい場所への行き方を聞いてもいいの?」という質問には、当然答えていいのだ、答えるべきだ、ということがわかり、すっきりした。ちなみにそのときはすぐネットで調べて答えたけど。生涯学習時代において、情報は力であり、情報リテラシー、情報活用能力が問われる今、図書館が果たす役割は大きいとのこと。

経営のお話はいろんな実例をあげながら進み、とても楽しい。

今日も一度も眠くなることなく、引き込まれるように聴いてしまった。

テストは論述はなく、理解度をはかるもの(○×とか、穴埋めとか、選択とか)ということで、少しほっとする。頑張って覚えよう。

今日も復習しようと思ったのに、あまりに面白かった内容を興奮して家人に喋っていたらもう寝る時間。 

明日はテスト勉強だし、今日の復習は明日の朝電車でやることにして、もう寝よう。 

 明日もうまくいきますように。

8月6日(木)図書館制度・経営論2日目

電車で復習しながら登校。

電車で復習するようになってから、目的地に着くまであっという間になった。

朝は頭が冴えていて勉強に最適というから、この時間を逃すのはもったいない。

今日は図書館の人的資源の整備、養成、情報源の整備、図書館の組織化と管理・運営について習う。今日はなぜか午後2時くらいからだんだん時間が長く感じるようになってきた。時計を見ていてもしょうがないので最後の方は時計を見ないことにした。

なんとか終了。まだ今週あと2日あるから気は抜けない。しかしテスト勉強は全くやらずに寝てしまった。復習を兼ねて授業中はノートをとっているから、これが頭に入っていることを願う。

 8月7日(金)図書館制度・経営論3日目

今日はテスト日。朝の通学時もぼーっとしていて途中で、は、今日はテストだった、と気づきレジュメを見ながら通学。

まだ10ページくらいあるレジュメ、本当に終わるのだろうかと思っていたら凄いスピードで進みだして、本当に終わったのでびっくり。

そしてテスト前の自習の時間はなくテストだった(泣)

しかし苦手な論述はなく、○×問題や穴埋め、選択問題だったので、持ち込み可のレジュメやノートを見つつ、なんとか大体は出来た。ほとんど先生のレジュメには書いていない、自分のマーカーやメモが役に立った感じ。

細かくメモを取っていてよかった。

やりきった感に浸りつつ帰宅。

明日以降もうまくいきますように。